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「北見」についての考察


「北見市」および「北見神社」についての考察を、ここに記録しておく

○まずは「北見神社」について

いまの神社のある場所は「寺町の真ん中」であり、過去の経過において、ちょっと「場所の選定」に誤りがあったと思われる...
本当は「野付牛神社」として存在していた、いま北方博物館のある「野付牛公園」内に、そのままあった方が良かったかな?と感じている
名称および立場が、「北見神社」となったとしてもである

まずは、そこを中心に「街」を作って行かなければならなかった
だけど「薄荷景気」がみんなの目を曇らせた...

そして、いま「野付牛」が忘れられている
そこにはまだココロが残っている...
そしてそれは、北見工業大学が守っている模様

「北見神社」は「野付牛」のココロを受け継がなければならない


○北見市について

それと同時に「今の北見市」も、ほかの地域の持つ「歴史」や「パワー」を、必ずしも『北見市』として継承してはいない
しかし、多くのココロが支えてくれようとしていることは、北見神社の境内の中にある「石碑たち」が語ってくれている
また、新しい「風」も吹き始めている

過去に「どんな経過」があったかは、すべては解らない
けれど、今の「北見市」が出来上がる過程においても、ボタンの掛け間違いがいくつかあったことも確か


「キタミ」と「アバシリ」

この二つの「名前の使用の仕方」および「役割ブンタン」において、何かを間違えた
あるいは、本当は2つの地域だったのかも?
それは、あちこちの神社たちや各地の石碑たちが、私に気付かせてくれた
すべては、まだ理解してはいないが...

「北見」は、オホーツク海側のすべての地域「斜里」「常呂」「紋別」を指す『名前』
それは、海からの「風」の名前

「アバシリ」は阿寒などを超えて来た人々が、使った『名前』
「尻」に通じる、地の果てという意味を含めた、山を越えてきた「風」の名前
地域としては、「美幌」「置戸」を始めとして「山側の地域」のすべてにおいて、その風は流れて来ていた

それらの『流れ』がそれぞれの地域で重なり合い、勢力争いをしながら、今のオホーツクを形成している
そんな中で、地域としては「アバシリ」の名前が優勢になり、「支庁名」は『網走管内』になった
意外と「網走」は若い名前

「旧・北見市」に関しても、いくつかの流れがあり、全体としての内陸部の「常呂地域」の中で、「野付牛村」が優勢になり『北見市』を継承した
本当はその「野付牛」のココロを受け継ぎ、「常呂」からの風、「置戸」からの風、「緋牛内」からの風、「屯田兵」の風を結集しなければならなかった
誰が「偉い」ではなく、同じ「風」として、まとまらなければならなかった
それを忘れた...

しかし、新しい「風」を含めて、良い空気感にはなって来ている

「覆水盆に返らず」ではなく、「雨降って地固まる」にしなければならない
「目先の利益」を追いかける事の愚かさは、「薄荷の歴史」が教えてくれているはず

同時に「日本の歴史」の中でも、たかだか200年の歴史ではあるが、それ以外の多くのこの地域の「歴史」が語ってくれているはず

同じ轍を踏んではいけない

そして

ココロを集めなければならない
それは、未来へ渡すもの
我々の世代で使い切ってはならない...

2007.11.15記


北見市のTP